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材料取り図モード

設計したシーンで使用している部材をベース材 (定尺の材木) に並べ替え、購入する材料の本数や端材の量、コストを把握するためのモードです。塗料・ビス・パーツも一緒に集計され、PDF として書き出して買い物リストや作業指示として使えます。

材料取り図モード

材料取り図モード

モードに入る

タイトルバー中央のモード切替で「材料取り図」を選びます。

画面構成は次のように変わります。

エリア 表示
3D ビュー 縮小されて左半分に残ります (設計内容の確認用)。
中央 / 右 材料取り図のレイアウトを表示します。
右サイドパネル 材料取り図サマリ (必要本数 / 利用率 / コスト集計) を表示します。
メインツールバー 材料取り図モード専用のボタン群に切り替わります。

メインツールバー

材料取り図モード時のメインツールバーには以下が並びます。詳細は メインツールバー のページを参照してください。

ボタン 内容
切り代 のこ刃で削られる切り代の幅 (mm) を指定します (0〜20 mm)。
配列アルゴリズム 板材の並べ方を「ギロチン / 整列優先 / 隣接優先」から選びます (後述)。
上下反転 選択中のパーツを上下反転します。
左右反転 選択中のパーツを左右反転します。
90°回転 選択中の板材を 90°回転します (シーンも更新)。
並べ直し 現在のシーンから材料取り図を再生成します。
PDF 出力 A4 縦の材料取り図 PDF を書き出します。

板材の並べ方 (配列アルゴリズム)

板材は、メインツールバーの「配列アルゴリズム」で並べ方を選べます。仕上がりや切り出しやすさの好みに合わせて切り替えると、材料取り図が並べ直されます。

並べ方 内容
ギロチン 隙間に最適な板材を詰めつつ、端から端まで一直線で切れる配置を計算します。丸ノコやパネルソーでそのまま切り出せて、必要な板の枚数も最も少なくなります (既定)。
整列優先 同じ大きさの板材を段にまとめて整然と並べます。見た目が最も揃います。
隣接優先 配置済みの板材の隣に順番に詰めていきます。

並べ方は、いずれも木目や柄の向きをそろえるため板材を 90°回転させません (向きを変えたいときは個別に「90°回転」を使います)。選んだ並べ方はプロジェクトファイル (.cadiy4) に保存され、次回開いたときも引き継がれます。

棒状の部材 (角材・丸棒・丸パイプ・型鋼) は、この並べ方の対象外です。長手方向に効率よく詰める専用の自動配置で並びます (後述)。

棒材の自動配置

角材や丸棒・丸パイプ・型鋼などの棒状の部材は、ベース材の長手方向に沿って自動で詰めて並べられます。斜めにカットした材どうしは、向きを合わせると斜面がかみ合って隙間が小さくなるように配置されます。

棒材も板材と同じく、選んでドラッグで並び替えたり、「上下反転 / 左右反転」で向きを変えたりできます。

レイアウトの調整

材料取り図のレイアウト上でパーツを選んでドラッグすると、配置を手動で調整できます。複数のパーツを同じベース材内・別のベース材へ移動できます。

操作 内容
パーツをクリック 選択します。
パーツをドラッグ 別の位置・別のベース材へ移動します。
ベース材を右クリック コンテキストメニューを開き、ベース材の長さを変更します。

ベース材の長さ変更

ベース材を右クリックすると、長さプリセットが一覧で表示されます。クリックでベース材の長さを変更できます。プリセットは 環境設定 (材料取り図タブ) で管理できます。

ベース材の長さはプロジェクトファイル (.cadiy4) に保存されるため、次回開いたときも調整した長さが復元されます。

並べ直し

「並べ直し」ボタンを押すと、現在のシーンから材料取り図を自動レイアウトで再生成します。手動で調整した配置は失われるため、確認ダイアログが表示されます。

ベース材の長さ指定 (規格にない長さに変更したもの) も並べ直しで失われます。

右サイドパネル (サマリ)

右サイドパネルには材料取り図のサマリが表示されます。

材料取り図サマリ

材料取り図サマリ

セクション 内容
材料サマリ 規格ごとにベース材の必要本数・利用率・コスト・重さを集計します。
塗料サマリ 塗料ごとに塗装面積・必要缶数・コストを集計します。
ビス・釘サマリ ビス・釘の規格ごとの本数を集計します。
パーツサマリ レンガ・タイル・金具などのパーツの個数・コスト・重さを集計します。

各サマリの末尾には、区切り線で区切られた合計行が付きます。シーンに該当するものがないサマリは表示されません。

材料サマリ

各規格 (例: SPF 2×4) ごとに 1枚のカードがあり、以下の情報を含みます。

項目 内容
規格名 / サイズ 例: SPF 2×4 と断面サイズを表示します。
必要本数 (枚数) 切り代を含めて何本 (何枚) のベース材が必要かを表示します。
利用率 ベース材のうち実際にパーツとして使う割合 (%) を表示します。
小計金額 / 小計重量 規格に登録された単価・比重から計算します (未設定の場合は空欄)。

末尾の合計行には、カット回数・総額・総重量が表示されます。

集計の対象は、角材・板材に加え、DIY 資材 (丸パイプ・型鋼・波板・金網・丸棒) も含まれます。棒状の資材は長さ、面状の資材は面積で集計されます。特定の部材を集計から外したいときは、その部材を選んで プロパティパネル の「材料取り図に含めない」を ON にしてください。また、材料取り図では表現できない詳細な部品図をシーン上で作るときは、ベースになる材料を「木取り用」にすると、常にワイヤーフレーム表示になり集計からも除外されます。

塗料サマリ

各塗料ごとに、対応する材料に塗られた面積から消費量・コストを計算します。

項目 内容
塗料名 棚に登録した塗料の色と名前・メーカー・質感を表示します。
面積 合計の塗装面積 (m²) を表示します。
缶数 (利用率) 塗料の塗り面積仕様から逆算した必要缶数と、買った缶のうち使う割合を表示します (もう少し塗っても缶数が増えないかの目安になります)。
単価 / 合計 必要缶数 × 単価で計算します。

塗料を塗っていない面の面積は「未塗装」カードにまとめて表示されます (金額は表示されません)。色見本から塗った色など、塗料情報 (容量・塗り面積・価格) が登録されていない塗料は、面積だけが表示され、缶数・金額は「-」になります。

末尾の合計行には、塗装面積の合計と塗料代の合計が表示されます。

ビス・釘サマリ

シーンに配置されたビス・釘を、種類と規格 (径 × 長さ) ごとに集計して本数を表示します。末尾の合計行には全体の合計本数が表示されます。

パーツサマリ

レンガ・タイル・沓石・金具などのパーツを、名前とサイズごとに集計して個数・小計金額・小計重量を表示します (金額・重さはパーツに登録がある場合のみ)。末尾の合計行には合計個数・総額・総重量が表示されます。

PDF 出力

「PDF 出力」ボタンを押すと、現在の材料取り図とサマリを A4 縦の PDF に書き出すプレビューダイアログが開きます。詳細は 材料取り図 PDF プレビューダイアログ のページを参照してください。

レーザー加工データ出力

板材を選択している状態で、ファイルメニュー > エクスポート > レーザー加工機向け出力... を選ぶと、板材内のパーツをレーザー加工機向けの SVG / DXF として書き出せます。詳細は レーザー加工 (SVG / DXF) のページを参照してください。

設計モードとの関係

材料取り図モードで行った調整 (パーツの並び替え・ベース材長さの変更) は、設計モードに戻った後も保持されます。ただし設計モードで部材を追加・削除した場合、戻ったときに材料取り図を「並べ直し」する必要があります。